2023年度春部会

日時:2024年3月23日(土)13:00-18:10
方法:オンライン(Zoom)

13:00-13:10
開会挨拶 会長 酒井一博氏(大原記念労働科学研究所)

13:10-14:00(報告30分、コメント10分、質疑10分)
司会・コメント 綱島康高氏(クラボウ)
報告者:坂本恒夫氏(大原記念労働科学研究所)
テーマ:「富士通 英国郵便局冤罪事件」はなぜ起きたのか
報告要旨:700人とも900人とも言われる英国郵便局員を巻き込んだえん罪事件には富士通が提供した会計システム「ホライゾン」がかかわっていた。富士通は、なぜえん罪事件を起こしたのか?同社の経営戦略・行動から考えてみる。

14:10-15:00(報告30分、コメント10分、質疑10分)
司会・コメント 鳥居陽介氏(明治大学)
報告者:小野 治氏(明治大学)
テーマ:生成AIの進展とこれからの課題-生成AIの原理とその問題点を中心に-
報告要旨:前世紀の中頃に生まれたサイバネティックスが現在ではあまり意識されないままに、いよいよ現実のものになりつつある。生成AIへの期待と社会への浸透はその一つの状況を示している。すなわち、まだほんの入り口とは言え、生成AIは脳の機能の代替と考えられるようになって来ている。しかし、コンピュータが脳の計算機能を超えて脳自体の機能へと拡張されるには、数多くの問題点を克服する必要がある。単に計算機能の高速化と膨大な記憶容量だけでは解決できない脳の優れた機能が存在することは重要である。本報告は現状の生成AIの原理を示すと共に、克服すべき問題点を明らかにしたいと思う。

15:10-15:30
<第5回年次大会(北九州)の概要>
準備委員長 榎原 毅氏(産業医科大学)

15:30-16:10 <休憩>

16:10-17:00(報告30分、コメント10分、質疑10分
司会・コメント:山口有次氏(桜美林大学)
報告者:成井未生氏(ライフデザインカウンセリング研究所)
テーマ:自分史スピーチイベントの効果と可能性

報告要旨:働く人ひとりひとりが自分の強みを認識し、それを活かしたビジョンを描くにはどうすればよいのだろうか。自分史スピーチはライフデザインカウンセリング(CCI)手法を用いて過去の転機を振り返り、そこに書かれる「金の糸」を見つけ、将来像を言語化する試み。さらにそれをスピーチイベントとして仲間にシェアすることで、スピーチを聴いた人も自身の転機を乗り越え前進していくモチベーションを高める可能性が見えてきた。

17:10-18:00(報告30分、コメント10分、質疑10分)
司会・コメント:北島洋樹氏(大原記念労働科学研究所)
報告者:大倉元宏氏(成蹊大学)
テーマ:視覚障がい者の安全移動支援(仮)
報告要旨:視覚障がい者の歩行はOrientationとMobility(OM)が組み合わされて成立する。ここで、Orientationとはある環境における自身とまわりの事物との相対的位置関係を知る技術・過程を指し、Mobilityとは現在地から目的地まで安全かつ効率的に移動する技術・過程を指す。本報告では、OM特性を概説し、それに基づく安全移動支援について考える。

18:00-18:10
閉会挨拶 副会長 高橋正也氏(労働安全衛生研究所)

【申込・参加方法】
会員の皆様へお送りいたしましたメールをご確認ください。

タイトルとURLをコピーしました