6月13日(金)に、森崎めぐみ氏の講演「みんなで芸能界を変える-芸能従事者の働き方の改善のために、お願いしたいこと-」が開催されました。
コンテンツ産業は日本が世界に誇れるものであるにもかかわらず、そこで働く条件や仕事の環境への配慮がなされず、フリーランスが多く、労災への補償もない実態でした。森崎氏は、コンテンツ産業やアートの分野で働く人々へのリスペクトが欠如した日本の状況は欧米や韓国など諸外国からまったく遅れていること等に早い時期から気づかれ、さまざまな課題を乗り越えて改善を推進してきた人です。その経緯は著書「芸能界を変える-たった一人から始まった働き方改革(岩波新書)」に詳しいですが、イブニングセッションでは、森崎氏が芸能界で仕事を始めたころから感じた違和感など、取り組みに着手された背景や裏話もうかがうことができました。