第42回イブニングセッションご報告:「働くこととミュージアムは仲がいい?」

1月17日に第42回イブニングセッションが開催されました。

今回は、岡山県倉敷市を代表する名所の一つである大原美術館の理事長の大原 あかね氏(公益財団法人大原芸術財団 代表理事)に講演をしていただきました。大原美術館は1930年の創立当時から同時代の芸術家(画家の児島虎次郎)への支援が背景にあったとのことです。美術館だからできる社会貢献をするという精神を受け継いだ現在の大原美術館のさまざまな取り組みについてお話をしていただきました。

大原美術館(大原芸術財団)は現在も同時代のアーティストとの活動や若手の支援を行っているとのことです。その他にもさまざまな地域貢献が紹介されました。未就学児童を受け入れるアート体験プログラムについては、子供たちの自発性を重視したとても興味深い手法がいくつか紹介されました。「働くこととミュージアム」という講演のタイトルが示すように、大原美術館ではビジネス研修も行われており、絵画をめぐる言語化、話し合いなどを通じて、安心できるチームづくりや、ダイバシティへの気づき、創造性などの啓発を支援する研修プログラムを実施しているとのことです。

<次回2月21日(金)予告>
次回第43回には、「ヘルスケアネットワーク(OCHIS)」を設立され、睡眠時無呼吸症の予防の普及に早くから貢献されるなど、職業ドライバーの健康管理の支援に取り組んでおられる作本貞子氏にご登壇いただきます。

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