日時：2022年4月14日（木） 18:00～19:30（17:50入室可能）方法：オンライン（Zoom）参加費：無料題目：「なぜ人は人を見下したり、攻撃をしたりしないと生きていけないのか？―臨床心理学分野から見えるパワハラの一側面について― 」講師：岸 良範 氏（茨城大学名誉教授・福島学院大学客員教授・高輪心理臨床研究所）
<要旨>
厚生労働省（2012. 1.）は、「同じ職場で働く者に対し、職務上の地位や人間関係などの優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて精神的・身体的な苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりする行為」として職場でのパワーハラスメントの定義を行っています。
本来仕事というものは異なった考えを持つ人々が集まり、自分や他者が生きていくために必要な「もの」「機会」を作り出していくプロセスであり、それに携わる者は日々「自分自身を更新」していけるという創造的な世界に入り込める絶好な機会がそこにはあるわけです。しかし厚労省が上記のような「御触れ」を出さなければならないような現実があるわけです。
「なぜ人は人を見下したり、攻撃をしたりしないと生きていけないのか？」
そのようなことについて臨床心理学分野から、私の臨床体験もふまえながらお話したいと思います。竜頭蛇尾、羊頭狗肉にならないように頑張ります。
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